ferret OneとSalesforceは連携が可能です。
こちらのヘルプページでは、顧客データ同期の方法についてご説明いたします。
※Salesforceの顧客データ同期をご利用になる場合、下記からお申し込みください。
https://form.run/@salesforce-connect
目次
顧客データ同期でできること
従来のフォーム連携とは異なり、顧客データ同期を行うことで、リードや取引先責任者などの顧客データの連携が可能になります。
メールアドレスをキーとして、5分間に1回、ferret Oneのリード情報がSalesforceに同期されるため、重複リードを生まずにデータを適切に管理することができます。
また、同期をすることで、ferret Oneの項目だけではなく、Salesforceの項目を利用してセグメントメールを送るなど施策に活用も可能になります。
※リリースノート
https://fo-keiyaku.hmup.jp/release_44
注意点①
同期後にSalesforce側で配信停止を解除しても連携はされません。
もしSalesforce側にて配信停止を解除した場合には、ferret One側は配信停止のままとなります。
リード側からは配信状況「停止中」「配信中」いずれも変更、Salesforceへの同期が可能です。
注意点②
Salesforceのリードと取引先責任者ではデフォルト項目が異なるため、リードから取引先責任者へ昇格した場合には連携されなくなる項目があります。
注意点③
日付のデータは「yyyy-mm-dd」の形式のみ同期が可能となります。
ferret Oneにインポートなどをする際に「mm/dd」や「mm月dd日」などでも取り込み、反映が可能ですが、Salesforceには同期がかからないデータ形式となり、同期エラーとなります。
ただし、「yyyy/mm/dd」の場合は、「yyyy-mm-dd」に自動変換されます。
注意点④
ラジオボタン、チェックボックスのデータ型の項目を同期させたい場合、Salesforceではデータ型は「選択リスト」で設定している必要があります。なお、チェックボックスのデータ型の項目の場合には、Salesforceのデータ型は「選択リスト (複数選択)」となります。
注意点⑤
Salesforceでデータ型「チェックボックス」を使用している場合には、ferret Oneのリード項目のデータ型は「テキスト(1行)」を選択してください。
※Salesforce項目のデータ型「チェックボックス」は下記となります。
この場合、
- Salesforce側の項目は、チェックボックスでのチェックの有無
- ferret Oneのリード項目は、true(True,TRUE),false(False,FALSE)のテキスト入力
となります。
※双方向からの編集、反映は可能ですが、ferret One側で手動にてテキストを変更した場合、誤字など入力ミスの場合には同期がされずエラーとなりますのでご注意ください。
※ferret Oneのチェックボックス項目とは異なりますので、ご注意ください。
設定方法
1. ferret Oneの外部サービス設定でSalesforceを連携します
※使用するには、あらかじめferret Oneとの連携設定をしておく必要があります。
■詳細な連携方法はこちら
>Salesforce(セールスフォース)連携方法
2. 項目のマッピングをします
設定・管理>リード項目管理>リード項目編集より、Salesforceに連携する項目の設定をし、「保存」をします
- 項目名
- 種類
※項目のデータ型を選択します。
※連携したい項目のデータ型は、Salesforceと一致している必要があります。ただし、ラジオボタン、チェックボックスについては上記、注意④を参照ください。 - リードの連携項目
※Salesforceのリード項目と連携したい場合に設定します
※連携したい項目は、Salesforceのリード側に予め用意しておく必要があります。 - 取引先責任者の連携項目
※Salesforceの取引先責任者項目と連携したい場合に設定します
※連携したい項目は、Salesforceの取引先責任者側に予め用意しておく必要があります。
※メールアドレスや姓名などはデフォルトで設定されています。
※リード、または、取引先責任者の項目で、参照関係のデータ型を選択し、参照元オブジェクトを設定した場合、ferret Oneでも参照元オブジェクトの項目を表示させることができます。
ただし、ferret One側で情報を書き換えた場合、参照元のSalesforce側のデータは書き変わりませんのでご注意ください。
例)取引先が取引先責任者と参照関係にある場合
取引先にある項目Aや項目Bをリード情報に表示させることが可能です。
※オブジェクトリレーションについてはこちら
https://help.salesforce.com/s/articleView?id=sf.overview_of_custom_object_relationships.htm&type=5
デフォルトで設定されている項目
3. 「顧客データ同期」の「同期を開始する」をクリックします
4. 下記いずれかの同期方法を選択し、「同期を開始する」をクリックします
- 全ての顧客データを一括同期してから定期同期する
- そのまま定期同期を開始する
※顧客データ同期を設定した場合には、リード>リード情報の表示が変わります。
詳細はこちらをご確認ください。
同期エラーについて
オーナーと管理者にエラーメールが送信されます。
- APIが出力するエラーメッセージ
- 必須項目のエラー
など
参考エラーメール例
プロファイルの設定と共有設定による同期制限について
Salesforceにてユーザーのプロファイルにてオブジェクトや項目にアクセス制限をかけていた場合、下記にご注意ください。
※Salesforce側の設定詳細につきましては、御社のSalesforce担当、または、Salesforce社にご確認ください。
オブジェクト単位での制限の場合
Salesforceの 設定 > ユーザー > プロファイル > 対象のプロファイル > オブジェクト設定 > リード、または、取引先責任者>オブジェクト権限の有効チェックを外している場合、
ferret Oneのリード項目では、連携項目の選択肢にすべて表示されなくなり、同期済みの項目は解除された状態になります。
また、Salesforceオブジェクトと同期しているferret Oneのリードも同期が解除された状態になります。
※アクセス制限を解除(有効にチェックが入っている状態)した場合には、再度同期がされます
※リード項目での表示例:リードオブジェクトでアクセス制限をした場合
項目単位での制限の場合
Salesforceの 設定 > ユーザー > プロファイル > 対象のプロファイル > オブジェクト設定 > リード、または、取引先責任者>項目権限にて対象項目の参照アクセス権のチェックを外している場合、
ferret Oneのリード項目では、連携項目の選択肢内にアクセス制限をした項目は表示されなくなり、同期済みの項目の場合は解除された状態となります。
※アクセス制限をしている項目でferret One、Salesforce更新を行なった場合、エラーとなり同期はされません。
※項目のアクセス制限を解除(有効にチェックが入っている状態)した場合には、再度リード項目で同期がされます
共有設定での制限の場合
Salesforce設定>共有設定>リードのアクセス権を「非公開」にしている場合、
ferret OneとSalesforce間でのリードの同期はされません。
なお、「リード共有ルール」にて一部のリードに制限をかけていた場合は、設定条件によりリード内でも同期状況が変わります。
また、共有設定で「非公開」にする以前に同期されていたリードを更新した場合、制限の設定状況に限らず、同期されます。
※共有ルールでの制限例:リードのレコードタイプで制限(レコードタイプと一致するものは同期される状態)
よくある質問
Q. Salesforceで重複レコードがあります。その場合、同期されるレコードはどうなりますか?
A. Salesforceでメールアドレスが重複したレコードがあった場合は、最新の編集日を元に同期するレコードが選択されます。
例)レコードA、Bがあり、Aが最新の場合、レコードAと同期しますが
その後レコードBを更新した場合には、レコードBが最新の編集日(更新日)となるため同期先はBとなります。
Q. 項目のマッピングを解除した場合の動作を教えてください。
A. ferret One管理画面>設定>リード項目にて、Salesforceオブジェクト項目とのマッピングを解除した場合には、対象項目は同期されません。
また、メールアドレスのマッピングを解除した場合には、すべての同期がスキップとなりますので、ご注意ください。