ferret OneはMarketo(マルケト)と連携が可能です。その連携方法について説明します。
※この機能は、Marketoと契約をしている企業様のみ、ferret Oneとの連携が可能となります。
※Marketoの管理画面についてのご質問はサポート外となります。
目次
Marketoとは
アドビ株式会社が提供するマーケティングオートメーションツールです。
BtoBや BtoCを幅広く網羅したマーケターのニーズに応える機能を多数搭載しており、リード獲得後の管理から成約までの作業を効率化してくれます。
特に、スコアリングシステムに長けているのが特徴です。
ferret Oneと連携してできること
- 顧客データベースの自動連携
ferret OneのフォームMarketoの顧客データベースにデータが入ります - ユーザーの行動履歴を確認
Marketoを使ってferret Oneで作成したサイト上での行動履歴を確認することができる - Marketoからのメール配信
ferret Oneで運営中のサイトで獲得したデータベースを利用し、Marketoのサービスサイト内からユーザーにメールを配信することが可能
注意点として、
- メールアドレスを元に重複判定がされ、データが更新されますが、リードソースは上書きしていません。
連携手順
- ロール を追加する(Marketo管理画面)
- API用のユーザーを新規作成する(Marketo管理画面)
- 新規ユーザーを招待する(Marketo管理画面)
- APIサービスの設定をする(Marketo管理画面)
- クライアントIDとクライアントシークレットを取得する(Marketo管理画面)
- EndpointとIDを確認する(Marketo管理画面)
- ferret Oneに記載する(ferret One管理画面)
- munchkinのJSタグをGoogleタグマネージャーに追加(Marketo管理画面/Googleタグマネージャー管理画面/ferret One管理画面)
- ウェブパーソナライズのJSタグをGoogleタグマネージャーに追加
- ferret Oneのフォームを連携
1. ロール を追加する(Marketo管理画面)
▼Marketo管理画面
Marketoのアカウントにログインし、管理をクリックします。
2. API用のユーザーを新規作成する(Marketo管理画面)
▼Marketo管理画面
APIロールを新規作成します。
管理 > セキュリティ > ユーザー&ロール > ロール > ロールの新規作成 をクリックします。
ロール名を入力し、「APIへのアクセス」にチェックし、「作成」ボタンをクリックします。
3. 新規ユーザーを招待する(Marketo管理画面)
3-1. API専用のユーザーを作成する
管理 > セキュリティ > ユーザー&ロール > ユーザ > 新規ユーザの招待 をクリックし、新規必須項目の入力をしたら、「次へ」ボタンをクリックします。
3-2. ワークスペースの許可設定をする
先ほど作成したロールを選択し、「APIのみ」にチェクを入れて、「次へ」ボタンを押します。
4. APIサービスの設定をする(Marketo管理画面)
作成したユーザーを設定します。
管理 > 統合 > Launchpoint > インストール済みのサービス > 新規作成 をクリックし、
サービス:カスタム をクリックします。
API専用ユーザ:先ほど招待したユーザーを設定し「作成」ボタンをクリックします。
5. クライアントIDとクライアントシークレットを取得する(Marketo管理画面)
「クライアントID」と「クライアントシークレット」が表示されますので、内容を手元に控えます。
後ほどferret Oneに登録します。
6. EndpointとIDを確認する(Marketo管理画面)
管理 > 統合 > ウェブサービス をクリックします。
「Endpoint」と「ID」が表示されますので、内容を手元に控えます。
後ほどferret Oneに登録します。
7. ferret Oneに記載する(ferret One管理画面)
次に、ferret One にログインし、設定 > 外部サービス設定 > Marketo を開きます。
5と6で取得した
- クライアントID
- クライアントシークレット
- Endpoint(ferret OneではエンドポイントURL)
- ID(ferret OneではIndentityURL)
を ferret Oneに設定して、「保存」ボタンを押します。
8. munchkinのJSタグをGoogleタグマネージャーに追加(Marketo管理画面/Googleタグマネージャー管理画面/ferret One管理画面)
8-1. 再びMarketoへログインします。
管理 > 統合 > Munchkin を開いてトラッキングコードを手元に控えます。
8-2. Google タグマネージャーに設定します。
タグを新規作成し、タグタイプ「カスタムHTML」を選択し、「8-1」のトラッキングコードを貼り付けます。トリガーは「All Pages」にします。
8-3. ferret One管理画面の 設定 > 基本設定 > タグマネージャーで、GoogleタグマネージャーのHTMLタグを設定します。
9. ウェブパーソナライズのJSタグをGoogleタグマネージャーに追加 (Marketo管理画面)
※Marketo側でWEBパーソナライゼーションの機能を利用する場合にのみ設定してください。
アカウント設定を選択します。
ドメイン構成で、タグの生成をクリックします。
タグをコピーし、Googleタグマネージャーに追加します。
10. ferret Oneのフォームを連携
10-1. 該当フォームの編集画面に入り、「オプション設定」タブにある「外部サービス」で「Marketoと連携」をクリックします。
10-2. 各項目の編集からMarketo側のフィールドを設定します。
完了です。