ferret OneとSalesforceは連携が可能です。こちらのヘルプページでは、連携方法についてご説明いたします。
目次
Salesforceとは
クラウド上でのCRM/顧客管理、SFA/営業支援を世界15万社以上に提供しているアプリケーションです。
>Salesforceの詳細について参照(外部ページへ遷移します)
ferret OneとSalesforceが連携してできること
・ferret Oneで作った公開ページで登録されたデータをSalesforceのオブジェクトに登録することができます。(1つのフォームと1つのObjectをリンクさせることが可能)
・レコードタイプを指定することができます。
「Object(オブジェクト)」とは
Salesforceでの取引先情報、連絡先電話番号、取引先の責任者などの決められた形式になり、「レコード」と呼ばれる情報がまとまる蓄積される場所です。
Salesforceでは予め用意された「標準オブジェクト」とオリジナルで定義する「カスタムオブジェクト」の2種類があり、ferret Oneではそれぞれのオブジェクトをフォームの項目と連携させ、フォームからSalesforceへデータを送信することができます。
また、ferret One→Account Engagement(旧 Pardot)→Sales forceと連携することで、リード管理も効率よくすることが可能です。
注意点①:連携できるのは一部のプランのみ(2020/03現在)
● SalesforceのLightning Enterprise Edition以上を契約している場合、利用することができます。
● Lightning Professional EditionではAPIをオプション購入していただかないと利用することができません。
注意点②:複数のオブジェクトと連携ができない
● 1つのオブジェクトにしかデータが保存されません
● オブジェクトの種類は関係ないのでカスタムオブジェクトでも連携できます
【対策】Account Engagement(旧 Pardot)と連携する / salesforceのフォームを埋め込む
注意点③:複数のferret Oneアカウントを単一SFに連携する場合
● 接続アプリケーションは連携する アカウントごとにSalesforceで新規作成する必要があります
● 同じ接続アプリケーションを使用し、 ferret Oneの複数アカウントで連携しようとすると、コンシューマーの鍵、コンシューマーの秘密がまったく同じになりエラーが発生します
注意点④:データ型に注意
● ferret Oneフォームの形式とSalesforceのフィールド項目は必ずデータ型が合う様に設定する必要があります。
● データ型が合わない場合、レコード自体が無効になりCV情報がSalesforceへ引き継がれなくなります。
※ferret Oneのフォームの項目は「姓・名」を使用してください。
注意点⑤:標準住所に注意
Salesforceの標準住所を利用する場合、Salesforce側が
- 国
- 都道府県
- 市区郡
- 町名・番地
- 郵便番号
と分割したデータになるため、ferret One側も同様に分割する必要があります。
必要な項目はSalesforce側の設定によりますので、お客様にてご確認ください。
その他注意点
※キャンペーン連携をする場合は、別途個社設定(プロセスビルダーの開発)が必要となります。
※アクセス許可を1回でも拒否すると連携ができなくなります。(その場合は別アカウントを使う必要があります)
※連携にはコールバックURLを設定します。http:// でサイトを運営されている場合、まずはSSL証明書の発行をしていただきますようよろしくお願いいたします。
■SSLの設定方法はこちら
>【画面説明】設定/詳細設定 SSL証明書
■Account Engagement(旧 Pardot)の連携方法はこちら
>Account Engagement(旧 Pardot)の連携方法
連携には、Salesforce側が提供しているAPIを利用しています。
Salesforceにご確認いただく必要がある場合もあります。
> Force.com REST API 開発者ガイド
設定方法
1. Salesforce側での初期設定をする
1-1. Salesforceにログインし、「設定」をクリックします。
1-2. Salesforce管理画面内で アプリケーション > アプリケーションマネージャをクリックします。
1-3. 「新規接続アプリケーション」をクリックします。
1-4. 開いた画面に下記の通り入力します。
・①:「接続アプリケーション名」、「API参照名」、「取引先責任者 メール」項目を任意で入力する
・②:「OAuth 設定の有効化」にチェックを入れる
・③:「コールバックURL」を記載する
※コールバックURLは、
ferret One管理画面の設定 > 外部サービス設定 > Salesforce にある、
「コールバックURL」より確認ください。
・④:選択したOAuth範囲に
「APIを使用してユーザデータを管理(api)」+「いつでも要求を実行」を追加し、保存ボタンを押下
・⑤:「更新トークンフローの秘密が必要」にチェックする
※「② OAuth 設定の有効化」にチェックを入れると、こちらにもチェックが入ります。
1-5. 「接続アプリケーションを使用する前に、サーバ上で変更が有効になるまで 2 ~ 10 分お待ちください。」と表示されますので、問題なければ「次へ」をクリックします。
1-6. 下記画像①の設定にあるアプリケーションを管理する > 接続アプリケーションをクリックします。
1-7. 下記画像②の自分が作成した接続アプリケーション名をクリックします。
1-8. 「ポリシーを編集」ボタンをクリックし、接続アプリケーションの編集に遷移します。
下記画像①の更新トークンポリシーを長めに設定します。
この操作で、SalesforceのOAuth認証の時間を伸ばします。
認証が切れるとferret OneからSalesforceにデータが取得できなくなるためです。
※更新トークンポリシーは貴社のセキュリティを考慮して決めて下さい。
※トークンの期限が切れた場合、Salesforceとの連携ができなくなります。
2. ferret Oneの外部サービス設定に入力
2-1. Salesforce内の「設定」をクリックします。
2-2. アプリケーション > アプリケーションマネージャ にある作成したアプリケーション名右側の「▼」をクリックし、さらに「参照」をクリックします。
2-3.ferret Oneにログインします。
2-4. ferret Oneで「設定 > 外部サービス設定」でSalesforceを選択し、「利用する」を選択します。
2-5. Salesforce画面の接続アプリケーション詳細に表示される「▼API」内の①と②をferret One画面の①と②にそれぞれ入力します。
※上部:Salesforce画面/下部:ferret One画面
2-6. 上記画像③のインスタンスURLを確認し、ferret Oneに入力します。
Salesforceログイン後、右上の「設定」をクリックします。
設定 > 会社の設定 > 私のドメイン をクリックし、「貴社のドメイン名」をコピーします。
※インスタンスURLは「https://貴社のドメイン名」としてください。
3. 連携を確認
ferret One画面内の「連携する」(画像内④)をクリックしします。
クリックすると、
Salesforceのログイン画面 → ferret One管理画面に切り替わり、「連携中」になっています。
接続失敗している場合は白い画面でエラーメッセージが表示されます
完了です。
上記の内容の操作動画は下記をご覧下さい。
SalesforceにどのフォームのCVかを連携したい場合
サイト > 入力フォーム フォーム一覧 フォーム編集 項目設定
上記手順で「項目の詳細設定」を開きます。
初期値にフォーム名を識別する値を入力し、項目を非表示とします。(非表示する項目は、任意の項目で問題ありません)