このページでは、以下の目次に沿ってレポートの見方を説明します。
レポートの見方一覧
1.サイト改善ポイントを知りたい
<サイト改善で確認したい項目を把握する>
確認したい項目は色々ありますが、まずは以下を覚えてサイト改善に取り組みましょう。
- 訪問数:サイトに訪問したユーザーのトータル数、セッション数とも言う
- PV数:サイトに訪れたユーザーが見たトータルのページ数
- チャネル:流入元
- 検索キーワード:サイトにアクセスするために検索したキーワード
- 滞在時間:ユーザーがサイト内を見ていた時間
- 直帰率:1ページ目でサイトから離脱したユーザーの%
- 離脱率:2ページ目以降でサイトから離脱したユーザーの%
<アクセス数を改善したい①:訪問数・PV数が少ないケース>
サイトに訪れる人が少ない場合は、そもそもサイト内のコンテンツ数が十分でないことも多いです。
個々の場合は、「オウンドメディアの作り方と、無理をしない続け方」の記事を参考に、継続的にコンテンツを更新してみてください。
サイトに訪れる人が少ない時期は、ダッシュボードで訪問数・PV数を確認するようにしましょう。
■ダッシュボードでの確認方法はこちら
>【画面説明】ダッシュボード
<アクセス数を改善したい②:流入元が偏っているケース>
どこからアクセスしてきているのか。検索かSNSか、あるいは広告か、どこを経由して来ているのか。
1つの流入元(チャネル)に依存していると、そこからの流入が減った場合のダメージが大きくなります。
例えば、オーガニック検索に依存している場合は、Googleのアルゴリズム変更の影響を大きく受けてしまいます。
流入元のバランスよく、ユーザーを獲得できているほうが望ましいでしょう。
チャネルごとの施策については「Webマーケティングの集客方法を、チャネル別に解説」の記事でも解説しています。
チャネルが偏っていないか、チャネルレポートを確認しましょう。
■チャネル(流入元)レポートの確認方法はこちら
>チャネルレポートを確認する方法
<アクセス数を改善したい③:検索されたキーワードが想定と異なっているケース>
Googleサーチコンソールなどを使えば、どのキーワードでユーザーが訪問しているのかが分かります。
ユーザーが検索しているキーワードと、自社で想定しているキーワード(流入を獲得したいキーワード)がマッチしていない場合は、キーワードを見直してみましょう。
想定していなかった隠れたニーズが見つかるかもしれません。
また、流入を獲得したいキーワードでコンテンツを作成してだいぶ時間が経っているのにも関わらず、流入が少ない場合は、記事のタイトル、ディスクリプション、内容の再検討、リライトをしてみるのがよいでしょう。
どのキーワードでユーザーが訪問しているか確認し、SEOキーワード順位を追うための設定は以下の記事で確認するようにしましょう。
■SEOキーワードの順位のチェック方法はこちら
>SEOキーワードの順位をチェックする方法
<回遊率を改善したい①:直帰率が高いケース>
サイトに訪問してすぐにページを閉じてしまった人や、他のサイトに移っていった人の割合を直帰率と呼びます。
サイトを訪れたユーザーが「有益な情報ではない」「自分が求めていた内容ではない」と感じた場合、そのサイトの他のページを見ようとは思わないでしょう。
ページの構造が分かりづらくないか、ページの記事はユーザーにとって欲しい情報になっているか、を来訪キーワードと合わせて見直してみましょう。
ページごとの直帰率を見ながら確認していくときっと改善点が見つかると思います。
直帰率の確認については、「ページ」レポートを確認しましょう。
■「ページ」レポートの確認方法はこちら
>「ページ」レポートでページ単位で訪問数、PV数、滞在時間、直帰率、離脱率を確認する方法
<回遊率を改善したい②:滞在時間が短いケース>
滞在時間とは、「次のページを表示しようとした時間」ー「今のページを表示した時間」 の差分です。
一見、滞在時間は長いほうがよさそうな気がしますが、滞在時間は長ければいいわけではありません。滞在時間の意味は、ページによって異なるからです。
例えば、トップページ・一覧ページでの滞在時間が長い場合は、ナビゲーションがわかりにくい可能性があります。
滞在時間を長くするべきなのか、すぐに遷移してもらえる方が良いのか、を導線とページごとに考える必要があります。
滞在時間の確認については、「ページ」レポートを確認しましょう。
■「ページ」レポートの確認方法はこちら
>「ページ」レポートでページ単位で訪問数、PV数、滞在時間、直帰率、離脱率を確認する方法
<CV率を改善したい①:離脱率が高いケース>
ユーザーがサイトに訪問して、2ページ目以上を閲覧(回遊)をした後に、ページを閉じてしまった人や、他のサイトに移っていった人の割合を離脱率と呼びます。
直帰率同様に、ユーザーがサイト内をさまよっても、欲しい情報が見つからなければ、途中でサイトを閉じてしまいます。
ただし、サイト内の問い合わせフォームから問い合わせを完了したり、知りたい情報にたどり着けた場合など、サイトでの目的を果たした人も離脱をするため、離脱率が高いページにより良し悪しが変わります。
離脱率の確認については、「ページ」レポートを確認しましょう。
■「ページ」レポートの確認方法はこちら
>「ページ」レポートでページ単位で訪問数、PV数、滞在時間、直帰率、離脱率を確認する方法
<CV率を改善したい②:CVユーザーの傾向を把握する>
CVに至ったユーザーの行動履歴を確認することで、CVしたユーザーがどういう情報を求めているのか知ることが出来ます。
すべてのCVの行動履歴を追う必要はありませんが、直近のCVや、自社がターゲットにしているユーザーからのCVについては行動履歴をチェックするようにしましょう。
■行動履歴の確認方法はこちら
>ユーザーの行動履歴を確認する方法
2.サイト訪問者を知りたい
サイト訪問者がどういう人が多いのかを把握する方法を説明します。
<誰が・どこで・どのように>
サイト訪問者がどの地域からどの端末からサイトへアクセスしているのかを把握し、サイトのターゲット像と近いかどうかを確認するようにしましょう。
B to B向けサービスの場合は、商材やサイト内のコンテンツにもよりますが、desktop(パソコン)での閲覧割合が多くなる傾向にあります。
■「属性」レポートの確認方法はこちら
>ユーザーの「属性」レポートを確認する方法
■新規リピーターの割合の確認方法はこちら
>新規リピーターの割合を確認する方法
<いつ>
サイト訪問者がいつ(どの時間帯)にサイトへアクセスしているのかを把握し、ページの公開タイミングやメール配信日時などの施策実施の参考としましょう。
■時間別レポートの確認方法はこちら
>「アクセス・メモ」レポート(時間帯別)を確認する方法
<何を・なぜ>
サイト訪問者が1ページ目にどのページを閲覧しているのかを確認し、ユーザーのニーズ「何を・なぜ」を掴むようにしましょう。
トップページ以外で閲覧開始数が多いページがあれば、具体的なユーザーのニーズが見えてくるかもしれません。
■「ページ」レポートの確認方法はこちら
>「ページ」レポートでページ単位で訪問数、PV数、滞在時間、直帰率、離脱率を確認する方法
3.アクセス解析に必要な設定を行う
アクセス解析をするために、以下の設定を忘れずに行うようにしましょう。
■自社アクセスを計測・解析を除外する設定方法はこちら
>【画面説明】設定/解析設定 アクセス設定
■関係サイトが有る場合、外部のサイトを解析する方法はこちら
>外部サイトを解析する方法